呪われた運命
なに不自由のない生活を送る一見平凡そうな「犬神家」。父親は小学校の教師、母は理科の先生。一人娘の直子は両親の愛を受け素直で優しい子に育ち、あることを除いては普通の中学生だった。けして人に知られてはならない秘密…
なに不自由のない生活を送る一見平凡そうな「犬神家」。父親は小学校の教師、母は理科の先生。一人娘の直子は両親の愛を受け素直で優しい子に育ち、あることを除いては普通の中学生だった。けして人に知られてはならない秘密…
満月が近づくと喉が渇く…。直子は母からもらうペットボトルの赤く透き通った飲み物が大好物だった。
その中身は…!?
玄関で見送る母は、直子の異変を気遣うがその表情は重く険しい…。
もうすぐ満月…。娘のために車を走らせる母。直子の命を守る母の愛は狂気となっていた。
小学校の教師である父・たかお が受け持つクラスの児童が休んでいる。校長に呼び出され、保護者から「家に帰っていない」と連絡があったことを聞き、警察に通報するという校長に激しく抗議し、こみ上げる不安と動揺を抑えきれなかった。
寝ていた直子が目を覚まし、直子の目の前には...
部屋から聞こえる異様な声に父はドアを開けてしまった…。
呪われた運命の直子…。
父はこの生活に終止符を打つことを決断する。
「遺書」を書く父…。
“これから私のしようとしている事は---”
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